FC2ブログ

ギャラクシー・クエスト


 
 破格の戦闘力を持つ新鋭宇宙船「プロテクター号」に乗り込み、勇敢な船長の下、愛と勇気と正義に満ちたチームが悪い宇宙人をやっつけながら冒険を続ける、我らが宇宙探査局「ギャラクシー・クエスト」!
 
 ・・・60年代の人気テレビシリーズ「ギャラクシー・クエスト」は、登場人物を演じた俳優達がそれなりに年齢を重ねた今も、(劇場版映画が作られるほどではないにしろ)各地でサイン会が開き続けられる人気を維持していました。
 
 もっとも、当の俳優たちは「これで今でも食べてる」状態。決してブラウン管の中のように仲がいいわけでもなく、我が身の情けない状態を半ば呪いながら、その日暮らしで「プロテクター号」の乗組員を演じ続けているのがホントのところ。
 
 (アメリカでは実際に、こうした熱狂的ファンの集いが開かれているそうですが)今日も、あるショッピングセンターでのサイン会には、「第○○話での科学的整合性について船長の意見が伺いたいのですが」だの、「我々の星が危機に瀕しているので、助けに来てください」だのと、オタクどもがわーわー言って・・・やがる! うるせぇ、バカども! あんなもんベニヤ板のつくりもんだ! 「プロテクター号」?ミニチュアだよ、ミニチュア。全部つくりもんだ、ウソっぱちだ!

キレて酔い潰れ、ケツ出したまんま床で眠る宇宙の英雄。
 
 翌朝押しかけてきたのは、昨日見た「宇宙人」たち。
 
 「我々の星が危機に瀕しているので・・・」。まだ言ってやがる。わかった、わかった。今日はどこのショッピングセンターの営業だぁ? ちょっと待ってろ、ズボン穿くから・・・。
 
 連れて行かれた先は、見たこともないリアルなセットの宇宙。そして宇宙船「プロテクター号」。戦闘の指揮をとらされるハメに。 あぁ?これガチ・・・なのかぁ? んなバカな。
 
 とりあえず地球に帰った船長は、仲間(でもないんだけど)を全員誘って再び「プロテクター号」に。
 
 どうも、自分達がやってたTVドラマを宇宙のどこかで「歴史的ドキュメンタリー」だと思って見ていた宇宙人たちがいて、感銘を受けたあまりに、そこで言ってた愛だの勇気だの、いや、自分達のチームをお手本に彼らの星を再構築して、挙句にゃ宇宙船までつくっちまったらしい。

んで、TVドラマさながらに攻めてきた悪者宇宙人をやっつけてくれと、「歴史的ドキュメンタリー」の主役たちに救いを求めてきた・・・だとぉ?
 
 慣れ親しんだセットそのものながらも、いちいち本物の状況の中、売れない役者達は勝って地球に帰ることができるのか? いや、そもそも勝たなきゃ帰れない。宇宙船なんて操縦したこたないけど、とりあえず出撃だぁ!!

 
 面白そうだったので借りてみましたが、最初に出てきた「ドリームワークス」の文字で萎えました。
 
 期待以上でも以下でもない、毒のないフィルム。いや、面白いんですが、よくできてますが。
 
 子供と安心して見られます。そう、ウリはこの一点。おなじみのドリームワークス印です。たとえ子供がスター・トレック、いや宇宙大作戦を知らなくても。スカスカなバラエティ番組を1時間見るよりは良かったかな、と思った週末でした。
 
 
 一人で夜中に酒用意して気合入れて見なくて、本当に良かった。
 
 本当に。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

これ、廉価版のDVDが出た時に買ってみようかと思ったんですよね。
先にレヴューを読ませて頂き、助かりました(苦笑)。
「宇宙大作戦」という呼称がまた良いですねぇ。
やはり「スター・トレック」よりも、そちらに惹かれます。
個人的には、「スペース1999(リメイクされるらしい...不安...)」のシーズン1が最も好みですが。
凹。

No title

悪人さん、こんにちわ。いや、よくできてるんですよ、(それなりに)面白いんですよ。ただ、ディズニー映画的人畜無害をどうとるのかどうか(苦笑)。宇宙大作戦は、子供が見てもわかんねーだろうっていうのがありましたよね。ウルトラセブンみたいに。
スペース1999・・・。たぶん、あたりそうな不安の匂いがしますね(苦笑)。