広島現代美術館に行ってみました
日曜日、広島現代美術館に行ってきました。はぁ、ひとりです。
随分前に一回行ったけど、もう初めてみたいなもんで。
「現代美術」なんて、わかんのかオレ。まぁ、わかるわけないけど、面白かったらそれでええじゃん。
今回の展示は「スリーピング・ビューテイ」。自分の内に眠る「美」、その感覚を呼び覚ましてみませんか?みたいな案内が書いてありました。大丈夫か、オレ。
美術館、しかも現代美術ですから、建物もそれっぽいです。黒川紀章さんの手になるものだそうで(当然、知りませんでした)、何かの賞とったとか。何も知らんなー、オレ。
大体、どこから入ったらいいのかわかんなくて(笑)。きょろきょろしてたら、人が出てきたので、そこから入りました。
「ブルーのヴィーナス」だそうです。入って最初のとこに置いてありました。普段は乳白色なのに、青いと妙っすね。そういや、以前ある会社の社員食堂で箸が青くて「食欲なくすで」と、びっくりしたのを思い出しました。
これですよ、これこれ。ヴィーナス像がそこにあるのに、社員食堂の箸を連想する貧しい私。
先が思いやられつつ、すすみます。
うーん、これが「美」なのかはわかんないですが、存在感は強烈。ナチ収容所で、こんなんなかったっけ。いや、それは不謹慎なのか。それにしても、どんだけ長い髪の人何人集めたやら。いや、途中で継ぎ足してんのか。しげしげ。わからんなー、継ぎ目が。うまいことつくってるやん。いや、それはこの作品とは関係ないじゃろ。
とか考えながら、アートを堪能してる顔つくりながらぶーらぶら。
こういうのは、比較的わかりやすいというか、素直に面白かったので楽しめました。天井からチョーチンみたいにぶら下げてあるのですが、しゃがんで下から眺める人とか多かったので、そういう人を見るのも面白くて。
他にも、アルミニウムで巨大な「耳」ばかりつくってる人とか、氷枕に乳白色の樹脂を入れて型どりしたやつ(光が透けて、別なものに見えて面白かった)とか、蛍光灯を束ねて光らせてあったりとか、不思議なもんがたくさんありました。
なんやかんや言って、2フロア90分もいたので、それなりに楽しい時間でした。他のお客さんは、いかにも「アートが趣味!」みたいな人もいて、私は浮いていたことでしょう。
でも、年間パス買おうかとか思ったりして(持ち合わせが乏しかったので、次回)、来てみてよかったです。
安藤忠雄さんの講演で「おっさんも感性磨かんとあかんよ」、なる話に刺激をいただいて来ましたが、氏の本にあった「具体美術協会」の「白髪一雄」さんの作品があったりして、おぉ、これも縁かいな、とか思いました。
犬も歩けば棒にあたる、じゃないですが、これからもあちこちまわって少しずつ体験を増やしていきますわ。
作品そのものはよくわからんかったですが、こういう誰もがわかるとは言えないようなものを一生懸命創っている人がいることも併せて面白かったです。
年間パス、買ってみようっと。
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