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印象派の故郷 ノルマンディー展/ひろしま美術館

   もう来週には終わってしまう、と行ってきました。前売り買ったのはずいぶん前なのに。



   ひろしま美術館は市内中心部にある、わりと小ぶりな美術館です。あんまり行ったことなかったのですが、東京の美術館に行ったときに「所蔵:ひろしま美術館」とか書いてあるのをちょいちょい見て、あー近所にすげーのがあるんだなー、とか再認識しておりました。



   この展覧会は去年から全国ぐるぐる回ってくれてるやつで、そのうち広島に来るから、と東京でも素通りしてました。

   その間にあれこれ見てると、「印象派」「ノルマンディー」って、印象派のみなさんが世に出る前夜、フランスに鉄道が敷かれ始めて、森だの海岸だのに人々が実際に行けるようになって頃に、
・森を描いて「自然に還れ」と言う画家さんたち
・発達し始めた文明も描いた画家さんたち
の二つがあったとか。

   あー、いつかミレーさん見たときに「バルビゾン派」って暗い森ばかり描いてた人たちがそうだったのか。魔物でも住んでるのか、って言わんばかりの神秘的な森でしたが、鉄道が敷かれたおかげで初めて触れたんでしょう。そら、魔物も棲んでるわ。

   てなこと思い出しながら見てましたら、こちらの空は青いんですね。好きです。



    アレクサンドル・デュプールさんの「オンフルール近郊、りんごの収穫」。

    この画像、そうでもないのですが、木陰と陽の当たる海岸の鮮やかさがとてもキレイでした。100年前も今も変わらないような陽光。こういうのって、あんまり見たことなくて、いいなぁ。



   ブーダンさん(知らない)「トゥルーヴィル、雲の浮かぶ大空」。

    豪快です。空にも海にも浮かびまくってます。この人、「外で描く」ってことを始めた人なんだそうです。光や空が変わっていくから、どんどんどんどん描いていったのが伝わるような、その夢中さが伝わるような絵がたくさんあって、なんとなく幸せな気分。

   鉄道が敷かれ始めて・・・って書きましたが、このトゥルーヴィルってのが、代表的な海岸のレジャースポットで、ここを描いた絵がたくさんたくさんありました。

   それにしても、どうも島根県浜田市の海岸によく似てて。こんなん、全国巡回してる他の地域の人たちは思わないでしょうけど。トゥルーヴィルは島根だって。



   コルコスさんの「別れ」。

   もう、うっとりです。この指先、横顔。下に描いてある元気のない薔薇。うっとり。原題は「Farewell」なので、「さよなら」の方がいいかも。どっちでもいいか。



   うれしかったのは、大好きなデュフィさんが、最後にたくさん展示されていたこと。



   ヴィレルヴィルのヴェランダ



   赤い彫刻のあるアトリエ



   サン=タドレスの丘からの眺め、夕陽。これは「陽の光」って日中バージョンも並んで飾ってあって、素敵でした。この適当な人物たちがいいなぁ。



   そして、死を予感しつつ描き続けた「黒い貨物船」シリーズ。



   デュフィさんの絵がたくさん見られて幸せな日曜日でした。
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コメント

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No title

昔通ってた小学校のすぐ横にお城があってね。
何気なく建ってた(笑)
最近(10年ぐらい前?)小学校も移転して、お城を基板にした美術館になったんだけど、ガラガラ ( ̄∀ ̄;)
誰も入らない(笑)
お城って言っても名古屋城のようなゴージャスなものでなく、なんかチョコンと建って見慣れた風景に同化してるからみんなスルー ( ̄∀ ̄;)
もしかしたらこんな風に名画集めて展示とかもしてるのかしら (´・ω・`)

No title

あきらさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

ググってみましたが、見つけられず('_')。「お城、名古屋 美術館」。うーん。

「お城のような」で、リンガーハットみたいなのを想像しましたが、それがお城イメージとは我ながら貧困です。

近所にもしらなかったギャラリーとか意外にありましたが、オーナーさんが自分の絵とか展示してて、やや困惑。

No title

内緒さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

おぉ、これはたしかにお話通りかも。コストも含めて、なんとなく想像できるような・・・。一度は行ってみたいかも。