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浮世絵師 歌川国芳展①/広島県立美術館



   先日、海苔屋さんでチケット買った「歌川国芳展」に行ってきました。

   シルバーウィークとは言え、けっこうな人手でびっくり。代表作のひとつであるこの絵(よく見ると、大勢の人が組み合わさって顔に見えてる)が地元大学のCMに使われているのもあって、私でも知ってるくらいですから、ちょっと見てみようかって人も少なくないんでしょう。



   出世作が、水滸伝の豪傑たちをはじめとする武者絵の一群とか。


   カッコいいですねぇ。刺青も凛々しく、力感ほとばしります。ヘヴィメタル、です。これが細部も緻密で、またカッコいい。江戸の兄ちゃんたちは熱狂したことでしょう。あ、江戸の兄ちゃんたち同様に160年後の自分がカッコいいと思えるのが、また素敵です。

   デッサンも構図も、こまかい描写も大変な技量なんだろうなってことは、私でもぼんやり感じますが、見たこともない妖怪や悪鬼を役者やヒーローと絡ませるこちらもカッコいい。


   宮本武蔵、大クジラを退治するの図。絵自体、デカい(笑)。大スペクタクル、です。



   こちららは、平将門の娘・滝夜叉姫の妖術による大骸骨が、源氏の家臣を襲わんとする一幕。大変なインパクト。江戸時代、今のCGなんて目じゃない衝撃だったことでしょう。

   この感じ、先日見た河鍋暁斎を思い出しておりましたら、暁斎さん、一時期国芳に師事していた時期もあったとか。このテのカブキまくってる絵師って、必ずこの二人の系譜だそうです。面白いと思ったものには、またどっかで縁があるのも面白い。犬も歩けば棒に当たります。


    草双紙ってんでしょうか、当時の娯楽である英雄譚の登場人物たちが、化け猫、毒蜘蛛、天狗に大蛇、大猿、毒虫といった妖怪どもをガッツンガッツンなぎ倒します。


    この目ヂカラの強いこと。マウントポジションで喉元に切っ先突きつけてキメまくります。知らなかったのですが、こういう図柄は、武者絵の定型「組み打ち」だそうで、それをこのテの創作にまで応用したとこも、国芳さんの非凡さがあるとか。

   しかし、カッコいいです。


    突如現れる巨大な怨霊!怖ぇぇぇぇぇぇ! ヒーローは全く動じず「渡世の方が悪鬼どもよりよほど怖いわ」とうそぶき、怨霊退散の一幕。波の高さもスペクタクル!


   平清盛たちを襲う源氏の怨霊!雷鳴に電光が飛び交います。おぉぉ、すげぇぜ国芳さん。見たのかアンタ。いや、きっと見たのだ。高電流をくぐり抜け、血しぶき浴びながらこれを描いたに違いありません。


   面白過ぎて一度に書ききれそうにないので、また書き足しますわ。2時間しかいられなかったのですが、全然足らなかった。もう一回行こうかな。
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