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ドキュメント72時間「昭和歌謡に引き寄せられて」



 昨年の放送でしたか。先日再放送もしてくれて。

 この番組、欠かさず見てディスクに保存してるんですが、音楽も好きなので、この回はまた面白かったなぁ。

 東京は新宿のディスクユニオンさん。ジャンル別にお店が各々あって、出張の折にジャズとかブルースのお店には行ったことがありますが、昭和歌謡ってお店があるとは知りませんでした。

 番組を見たら圧倒的な品ぞろえだったのですが、「昭和に流れていた日本の曲」くらいの幅広いくくりみたいです。


イケメンの男性は、落ち着いた外見・受け答えからはびっくりの高校生さん。南野陽子さんのコンサートの帰りに寄った(!)そうです。

 進路に悩む時期に思えますが、店内にある視聴用のレコードプレイヤーで彼が流したのは、本田美奈子さんの「ワン・ウェイ・ジェネレーション」。シャッフルにのって、明瞭なボーカルとメロディ。いい曲ですねぇ。今、誰かが歌ってもそこそこウケそうな感じ。そういえば、AKBの社長さんの仕事だったような覚えがあるなぁ。

 久しぶりに聴きましたが、実力あったんだなぁ。ゲイリー・ムーアが入れ込んだのが仕込みだったのかはわかりませんが。


外国のお客さんも少なくないとか。こちらは観光で日本に来ているフランス人男性で、「これを探してたんだ!」と選んだのは、懐かしのカルメン・マキ&OZの2枚組ラストライブ。

 私は9つ上の兄が聴いていたので知るチャンスがありましたが、カッコよかったなぁ。ギターがすげぇと思いましたが、後に知ったは春日博文。インターナショナルレベルだったんだ。ベースのナルチョも。

 これは昭和「歌謡」ではないでしょうけど、そんなんどうでもいいですよね。こうして望んだ人が触れられるんですから。

 こちら、番組サイトでこの回を紹介しているページです。
 外国人男性が手にしているのは、なんと伊藤つかさのセカンドアルバム。クラスにファンだった友人がいて聴かせてくれたんですが、細野晴臣、坂本龍一、高橋ユキヒロ、大貫妙子、矢野顕子、竹内まりや等々の錚々たる顔ぶれの楽曲提供者に、大村憲次とかがギター弾いてて相当なクオリティでした。びっくりした。イエローマジックオーケストラ関係のレアな1枚というか(真鍋ちえみの次くらいにすごい)。この男性もそれで知ったのかな。偶然かな。



こちらのチャーミングな女性は東南アジアの留学生さん。本人が言うまでわかりませんでした。流暢な日本語と自然な振る舞いで。

 その彼女が仲間と見つけた(=ずっと探してた)のが、なんと戸川純さん。しかも一番好きなのが「蛹化(むし)の女」とは。「子供の頃から歌詞も声も大好きだった」そうです。すごいなぁ。番組でも流れたし。

 戸川純さんって、確か自殺されたんでしたっけ。戸川純を表現し続けるって大変だったんでしょうねぇ。とか、無責任なこと言うてますが。

 当時二十歳前後の私でしたが、女性の謎の部分をむき出しで見せられるようで、ホント怖かった。この曲、二日酔いの朝にたまたま聴いたら、この曲がきっかけで吐いたもん。まだ覚えてる。 いや、聴くなって感じですが、たしか借りたCDを返す日だったので録音してたんだっけ。

  カノンに日本語詩を付けた曲なのですが、インパクトあったなぁ。「玉姫様」で、また吐いたぞ、たしか。



 こちらの男性。70代とのこと。

 しんみりと、裕次郎の「赤いハンカチ」に聴き入っておられました。

 私、ある年齢層の方の前で歌わないといけない機会には、この曲よく歌います。しがらみがあって実らなかった昔の恋を思い出す内容の、しっとりしたバラード。


♪北国の春も逝く日 俺たちだけがしょんぼり見てた遠い浮雲よ
  死ぬ気になればふたりとも 霞の彼方に行かれたものを・・・

 2番の歌詞ですね。この曲が主題歌の映画も八方ふさがりで救いのないロマンスでしたが、この方が思い入れるほどの心痛があったんでしょう・・・。
 この閉塞感、息詰まりそう。裕次郎しか出来ませんわ、こんな役。


70代とかなったら、こういった昔の思い出なんて、もう感傷的に思い出さないもんだろうって、若い頃は思ってましたが、50超えた今、そうじゃないんだなって思ってます。

 何歳であろうと、死ぬまでデリケートな部分ってあるんだと。

 それにしても、誰にも言わないことを引き出すのがウマいなぁ、ドキュメント72時間。どこかで、この番組にカメラ向けられたら、あらぬことを話してしまいそうです。


 (個人的に)泣ける話はなかったですが、印象深い回でした。
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