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語り継ぐカープ物語/泉美術館



 先週の土曜日。
 
 まだ広島の町がカープ優勝で賑わっている頃、地元流通業者さんのやってらっしゃる美術館での「語り継ぐカープ物語」なる展示を見てきました。


 
 どうせカープファンばかりでしょうから、ファンクラブ特典のユニフォーム着て。
 
 


 この種の展示はずっと前、Bクラスに長く沈んでいた頃からちょいちょい行われていて、「原爆の惨禍から立ち上がる広島の希望」「でもカネが絶望的になかった」「選手の遠征は三等車にザコ寝」「市民による樽募金で生きながらえた(子供や警官まで募金)」「広島市民球場完成」「感激の初優勝」・・・と、これまでにも見た写真ばかりだろうと思っていました。


 
 が、永久欠番の3人(山本浩二、衣笠、黒田)引退時にあった地元紙の連載を全て展示とか、レジェンド選手自身が選ぶメモリアルゲームとコメントとか、これまでにないものも多く、大変楽しめました。
 
 



 昨年のチャンピオンフラッグとシャーレ。別のデパートでも見ましたが、改めて感激。この旗、初優勝の頃と同じデザインなんだなぁ。
 
 
 


 前田や黒田のユニフォーム。ええなぁ。
 
 
 昨年の優勝記念DVDを流してて、開幕からの勝ち試合のダイジェストなんですが30分くらい見ちゃいました。まだ6月。終わらんぞ、こんなもん。これはこのあたりで切り上げよう。
 
 
 さて、地元紙のスポーツ欄には「球炎」っていう名物コラムがありまして、記者なのかファンなのか微妙なスタンスで昔から連載が続いております。
 
 その中でも節目に当たる時期のものが展示されていたのですが、前田の2000本安打と初クライマックス出場にはつい涙が出ました。
 
 人前なのにカープ絡みで平気で泣いちまいます。


 だって、前田の2000本は勝てない時期にアキレス腱断裂はじめ満身創痍で戦い続けた男が、その晴れ舞台でチームの不振を泣きながら詫びてたんですから。見に行ったんだ、あの試合。「前田、お前こそ漢だ!」って叫んだもん、思わず。
 
 そして初クライマックスシリーズ。「球炎」は「小さな花かも知れないが、やっと咲いた」「エースが脱け、4番が脱け、辛い時期が長くあったが、やっとここまで来た」としみじみ書いていて、また泣けました。

 初クライマックス進出決定の深夜は、地元テレビ局は特番大会だったっけ。優勝したのかってくらいに。うれしかったもんなぁ。
 

 ここでの展示。黒田はメモリアルゲームにFA騒動の渦中にファンが「行かないで」とボードを掲げた試合を挙げていました。あぁ、14日の試合。そこには黒田は投げなかったけど、その試合は見に行ってこの旗の下でボードを掲げたんだ。子供らと。
 
 あんなに「行かないで」って言いながら、実は9000人も集まらなかった広島市民球場。黒田は「満員のマツダスタジアムよりも、あの時の9000人足らずを大切に思う気持ちがある」とコメントしてくれていました。「満員の中でやるのが当たり前じゃないことを今の若い選手は知っていてほしい」って。

 それを見て、また泣いて。
 
 
 いいおっさんがぼろぼろ泣いちゃって。土曜の昼前に。
 
 
 周りから見たら(見てないだろうけど)、すっとんきょうかも知らんけど。やっぱ、カープ好きじゃなぁ。
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コメント

非公開コメント

No title

最高ですよ。
なんでカープの選手って泣かせてくれるんでしょう?
前田なんて、顔思いだすだけでも、涙こみ上げてきますわ。

No title

太郎さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

前田、いい男でしたねぇ。弱いチームを引っ張り続けて。この展示での前田のメモリアルゲームは、ルーキー時代の優勝決定試合で、「以後まったく優勝できないとは夢にも思ってなかった」だそうです。

CSすらも死球禍引退で出場できず。

だからこそ、我々の胸にも強く残っているような気もします。