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パリジェンヌ展/広島県立美術館


平日の午後に行ってきました。こんな時に行ける機会は少ないですが、人も少なくて静かでええですねぇ。



 入り口には「なりきりパリジェンヌ」コーナーがつくられて、傘やドレスなどでコスプレ(?)して写真撮ってくれるサービスがありました。楽しいですね。

 

 パリジェンヌに引けを取らないほどに美しい、県立美術館の受付係さんに出品リストをいただいて入場です。


 入ってすぐに「パリの街とパリジェンヌの歴史」みたいな12分ほどの映像が上映。こういうのはわかりやすくてありがたいです。パリがフランスの中心となり産業革命を経て、近代都市とそこで暮らす市民が誕生。女性が社会に徐々に進出していき(フランス〜パリですら、強固な男性社会だった!)、2度の大戦で女性も労働力として定着。
 都市で暮らす、美しく自分の意思を持つしなやかな女性像がパリジェンヌである、とのこと。それはパリ生まれであるかを問わない。だそうです。


 パリが誕生して生まれた、裕福な女主人が仕切る「サロン」で纏われたドレス。調度や食器、招待客の選択まで気を配り、知的な会話を楽しむサロンをプロデュースする、そうです。社会進出が認められていなかった時代の「社会」だったのでしょうか。美の洗練、厳しい芸事の道みたいな感じもいたしました。

 髪型や靴なんかの紹介も細かったのですが、まぁ、贅と粋を尽くしてます。浮世絵がウケたわけだ。と勝手に感心。

 
 女性がまだ社会に出られず、男性視点からの女性しかなかったような見方をしてみると、いろんな展示がそんなふうに見えてしまいました。


 「アイロンをかける若い女性」って絵なのですが、なんかエロくて。こんな胸元に描かなくってもとか思って。男性視点、というか私がゲスいのですが。


 音楽の勉強の合間、ちょっとうたた寝する女性。真剣に学んでる姿よりも、しどけなさを描いたのかなって、ゲスい私ではあります。


 貴族の奥さん、神話みたいに描かれています。まぁゴージャスなこと。



 みんな大好きルノワールさんが描いた「アルジェリアの娘」。実際にアルジェリア人なのかは知らないのですが、こちらもパリジェンヌなんでしょう。
 私が見る目がないからなんでしょうが、どの女性もこの人が描いた感じってあるような気がします。目元や鼻の丸く親しげな感じ。


 世の中も変わって、夜の街も賑やかになってきます。


 モンパルナスのキキ。(それまであてがわれてきたような)見られるだけではない女性、多くの表現者を虜にした女性。魅力的です。現代のパリジェンヌのはしり、なんでしょうか。


 ジュール・シュレさんのポスター。四季を女神ではなくパリジェンヌで描いた作品が展示してあって、とっても素敵だったのですがネットには画像がなく、別のポスターで「まぁこんな感じでした」ってことで。

 ピカソがモデル&恋人の女性をすごく爽やかに描いた作品がありました。残念ながらネットにはなし。あれだけで図録買ってもよかったなぁ。

 
 美しいものを見に美術館に行くのですが、今回はお題が美しい女性たちで、二重に楽しかったです。女性が見たら私がわからなかった別の楽しさもあったのでしょうが、男が見るのも楽しかった展示でした。

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コメント

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No title

パリのサロンの豪華さをわたしも感じてみたいです♪
やっぱり絵描きさんも男性だから男性目線になるんでしょうね(笑)

No title

はのはのさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

ゴージャスなはのはのさんには、きっとドレスがお似合いだと思います。いや、ホントに。

けっこう画家さんたち不貞だのなんだのとムチャしてますからねぇ。芸のためなら、なんでしょうか。わかんないですが。

はのはのさんが、なりきりコーナー行ったら、なかなかの注目度かも。