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常設展示/東京国立近代美術館

 福沢一郎さんの回顧展を見て、たった20分ですが常設展も眺めてきました。とんでもない美人の受付係さんをもう一度見れたのは、収穫のひとつと言っていいんでしょうか。

 1枚の絵を見ても20分かかることもあるのに、ここの常設展はそのくらいの作品がわんさとあるので、早歩きしながらときどき立ち止まるような感じで。

原田直次郎 騎龍観音
 原田直次郎「騎龍観音」。明治の問題作だそうで、日本画と洋画が混ざった感じと龍に観音様が乗ってるありえん図柄に非難轟々の挙句、護国寺にしまわれっぱなしだったとか。

 全然知りませんが、明治の人の感覚になったつもりで見たら(できんのか、そんなん)、まぁ怒られそうかも。って、わかって言ってんのか私は。ただ、この世のものならざる感は強烈でしたわ。

岸田劉生 道路と土手と塀
 岸田劉生「道路と土手と塀」。この鮮烈さ、目の前にせりあがってくるような感じ。じっと見てたらホントにそんな気がしてきます。坂道の向こうから蝉取りの子供らがやってきそうな、強い日差しに照りつけられてる感じがしてきたり。
 
 ここに来るのは3度目ですが、毎回この絵が見たくて。


関根正二 三星
 関根正二「三星」。昭和初期の夭折の激情画家。以前、日曜美術館で見てびっくりしました。決して上手ではないそうなのですが(そういうの、わからん)、やむにやまれぬ濃密さ・息苦しさを勝手に感じております。好きだった女性と姉に挟まれての若くして死す自画像。何を想って描いたのか。

上村松園 母子
 上村松園の「母子」。入り込めないような微笑ましさと甘やかさ。めっちゃ好きなので、楽しみにしていたのですが、なんか見つからず (´・ω・`)。広島で回顧展があったときもこれはなかったのよね。
https://telecaster52.blog.fc2.com/blog-entry-1727.html

アッツ島玉砕
 藤田嗣治の「アッツ島玉砕」。すごく大きな絵で、悲壮で荘厳な様は宗教画みたいです。軍部に怒られなかったのかな、これ。
 パリでの成功を日本画壇に妬まれ、日本人としての戦争協力の末に戦後は石もて追われたフジタ。そのエピソードと、この後に描いた「秋田の行事」の幸福感を思うと、そら日本捨てるわっていつも思います。


 ホント時間がなくて残念でしたが、それでも見られただけヨシとしましょう。東京は「日曜美術館」で紹介されてる展示が電車ですぐに見に行けてうらやましいなぁ、とか思いながら新幹線で帰りました。
東京国立近代美術館

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コメント

非公開コメント

こんばんは。
美術館、昔に行ったっきりで
あたしも東京行きたいと、いつも思う。なんだろうが、本物はやっぱり違うよね。

No title

かあちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

ある日気がついたんですが、絵の前に立って見ている位置って、多分画家が立ってたとことほぼ同じなんですね。「これを描いた人がこんな感じで立ってたのか」とか思うと、じーんと来ます。

絵に限りませんが本物、現物を見るのが一番ですよね。