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かこさとしの世界展/ひろしま美術館

かこさとし1
 昨年ご逝去された絵本作家・かこたかしさん。代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」は見覚えがありますが正直興味が沸かず、見に行こうとは思っていませんでした。食わず嫌いですね (´・ω・`)。
 
 が、「日曜美術館」で特集されていたのを見たら、まぁ絵の可愛らしいこと。それと知らなかったのですが、こうした絵本とは別に実に正確で緻密な「科学絵本」も数多く手掛けられていたとか。そして聖人かと思うほどの人格者。
 
 見に行こ。もうすぐ終わるから急がなきゃ。
 
 
 平日のお休み。正午頃に行ってみると、小さなお子さん&お母さんがほとんど。しかも多い。そーか、今の子供も読んでるのか。しっかし、いつも美術館行くと成人男性は少ないけど、今日は特にキツイ。男はほぼ私だけ。

かこさとし7かこさとし6

 中庭には代表作の可愛らしいパネルが設置されてます。これは写真撮ってもいいみたいで、ご家族連れが一緒に写してました。

かこさとし2
 「からすのパンやさん」は、いろんな形のパンでお客さんを喜ばせます。だるまちゃんもいますね。

 ファンの方がこれを再現したミニチュアをつくってかこさとしさんに贈られたそう。すごいなぁ。

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 キッズスペースが用意してあって、みんな楽しそう。それにしても、このアナログさが今の子供にも受け入れられるとは。

 かこさとしさんは、幼い頃から絵がお上手で(小学校卒業時につくった絵入りの冊子の見事なこと)、東大卒の工学博士。戦後まもなく会社勤めのかたわら、子どもたちを喜ばせるボランティアを通じて紙芝居などの腕を磨き、絵本作家としてデビューされたとか。

 画力の確かさはもちろんですが、子供にわかるように伝わるようにとひたすら心を砕かれた作風が、今も飽きられない秘訣なのでしょうか。

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 だるまちゃんシリーズがあんなにたくさんあるとは知りませんでした。それに加えて驚いたのは、亡くなられるその年にも新作が刊行されていたこと。その生涯を若き日に立てた志に捧げ尽くしたその凄さ。絵柄は多少変わっても、まったくテイストが変わっていない、超スタンダードです。

 ソ連が月に着陸したことを祝った絵があった(当然60年代)のですが、いろんな愉快なキャラクターがお祝いをしている中で「原水爆禁止」とか「日米安保絶対反対」なんて文言も見られました。時代、です。


かこさとし3
 だるまちゃんをはじめとする絵本の展示が半分、後の半分はこれら「科学絵本」でした。何冊かは子供のころに見たような覚えのあるものも。

 これがすべて肉筆(定規しら使ってないんじゃないかって温かさ)でものすご正確。図面や地図そのもの、しかもわかりやすい。こういう本のときは名前は漢字なんですね。

 子供向けに美術を紹介した本も展示されていて、モナリザはじめ有名な絵画・彫刻を模写していたものでしたが、これが素敵。「笛を吹く少年」なんて、かこ版の方がはるかにキュート!

 多くの作品自体の素晴らしさもさることながら、ひたすら真面目に真面目に子供たちのために創り続けた凄みが伝わって、大変な衝撃でした。行ってよかった。

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コメント

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懐かしい~

だるまちゃんとてんぐちゃんシリーズ
うちにも絵本があります。
子ども達にも・・・と購入したんです。
かこさとしさん、亡くなられたのですね。
ひろしま美術館のあと福岡のほうにもくるでしょうか。
昔の絵柄ですが、楽しい絵本でした(*^_^*)

はのはのさん

はのはのさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

どうも見たことない人いないんじゃないかってくらい、たくさんの人に愛された絵本みたいですね。作者本人に興味が湧いて見に行った展示ですが、とても可愛らしくて楽しめました。

日本中巡回してるそうなのですが、次は京都、名古屋、東京だそうです。福岡はないの?鹿児島で同様の展示を9月までやってるそうですよ。大変な人気なので、近い将来また見れそうな感じです!