FC2ブログ

パリ・テキサス

パリ・テキサス
  テキサスの砂漠をさまよった挙句、倒れて医者に担ぎ込まれながらも何も話さない男・トラヴィス。唯一持っていたメモにあった電話番号は彼の弟のものでした。

 1200キロ以上離れたロサンゼルスで妻とビルボード製作を営む弟・ウォルトは、4年間失踪していた彼を迎えに来るのですが、ひとつ問題がありました。

 それは、7歳の男の子・ハンター。4年前、トラヴィスが失踪した直後、家の前に置き去り(!)にされていた彼。葛藤はあったものの、我が子として育ててきて実の親を忘れたハンターにどう言えばいいのか・・・。

 実子がいないこともあってかハンターを深く愛するウォルトと妻・アンは悩みますが、「本当のことを言うしかない」と腹をくくってやって来たのでした。

 トラヴィスは本当に記憶を失っているようで、全くの無反応。少し目を離すとまたふらふらと歩き始めたりと手を焼かせますが、飛行機を嫌う彼と車で数日かけてロサンゼルスに戻る道すがら、徐々に記憶を取り戻し始めます。

 ロサンゼルスでは、妻・アンが大人の振る舞いで彼を歓迎しましたが、7歳のハンターは戸惑った顔。当たり前です。

 4年間の失踪については何も語らないトラヴィスながら、「父親らしく振舞いたい」との望みも出始め、ハンターもおずおずと「パパ」と呼ぶほどに。

 そのきっかけは、かつて家族だったころの8ミリフィルム。ウォルト・アン夫妻と、3歳のハンター・トラヴィス、そして今はいない妻ジェーン。まだ20歳前後の若いジェーンが寄り添う自分たちの姿に涙を流すトラヴィスをハンターが見てからでした。

 アンはこれまでの幸せが形を変え始めたことを怖れはじめ、ある晩「誰にも秘密にしていたこと」と、トラヴィスにジェーンの行方を告げるのでした。

 ハンターを置き去りにした彼女でしたが、我が子を案じ開いた口座に毎月入金してくると。一定せず、時にはわずかな金額であることは、ジェーンの苦しい境遇を想像させます。それは決まって5日、ヒューストンの同じ銀行から。

 トラヴィスはジェーンを探すことを決意し、厚かましくもウォルトにカネとカードの無心をします。
「子供のように接してきたけど、いい加減にしてくれよ!もう勝手にやってくれ・・・」

 ウォルトのカネで手に入れたオンボロ車でハンターの学校に乗りつけるトラヴィス。
「・・・お母さんを探しに行く旅に出る」
「僕も行く!」
「いつ帰れるか、わからないぞ」
「僕も行くんだ!」 

 遥か2000キロ以上離れたヒューストン。その晩、ウォルトの家には絶望の電話がかかります。トラヴィスに命じられたハンターの声で。

 物語は誘拐ドラマかバディムービーの様相を呈し、やがてジェーンの「職場」にたどりつきます。

 そこは、薄暗い個室にマジックミラーを挟んで客の男と店の女が会う店。男は女が見えますが、女から男は見えません。受話器越しのきわどい会話と、求めに応じて肌を見せていく風俗店でした。

 客としてジェーンを指名するトラヴィス。ジェーンからはトラヴィスであることはわかりません。彼女が体を売っていないことをしつこく尋ねることに憤慨するジェーン。なんて客なのよ、私はそんなことは絶対にしていない!

 
 ジェーンの現在に衝撃を受けるトラヴィスですが、ハンターに促され、勇気を振り絞って4年間の空白とジェーンへの想いを伝えるため、再び店を訪れます。

 ハンターに母との再会を約束し、自分とはもう会えないことを告げて・・・。




 ものすごく評判がいい映画で、「ロードムービーの最高傑作」とか言われてたんで、ものすご期待したましたが、私には全然面白くなかったです。

 大好きな「ベルリン・天使の詩」の監督さんってのもあって、ものすご期待しましたが、私には全然面白くなかったです。

 2時間半めっちゃ長かったです。

 主人公のトラヴィス、めっちゃクズ野郎。最後は一人旅に出て終わるのですが、失踪中の4年含めてめっちゃ世話になってる弟のカネで何やってんだ馬鹿野郎。ジェーンとハンターはこれからどうすりゃいいんだ馬鹿野郎。アンをあんだけ傷つけてどうすんだ馬鹿野郎。ウォルトにどうやって謝ったらすむんだ馬鹿野郎。ジェーンとあれだけ本心ぶつけあって、それでも結局逃げるのか馬鹿野郎。2時間25分引っ張ってなんて終わり方なんだ馬鹿野郎。車寅次郎でも毎回最低一人は幸せにしてるぞ馬鹿野郎。

 「彼の心の空白が埋まらないから、また旅に出る」そうですが、馬鹿野郎としか言いようがありません。旅立って絵になるのは昔の極道映画、西部劇だと思ったら、西部劇を意識した旨の記述もあり。

 なんにしても私には全然面白くなかったです。やたら長いし。

 名作だ、大好きだっていう人が多いのと、自分が面白いかどうかは関係ないなぁと改めて思いました。この映画を好きという人を否定するつもりは全くありません。

 私には面白くなかったってだけなので。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

たしかにあらすじを見ただけでも、クソの中のクソ男ですね。笑
関わったものすべてが不幸になる・・・
こういう人間とは関わりたくないです。

ミコリーさん

ミコリーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

そうなんですよ。見てて腹立つくらいのクソ男なんですよ。一人で行きゃいいもんをわざわざ子供の学校に行くんですね。「僕も行く」とか言わせたくて。情けなー。

映画だから、メロドラマだからと言えばそれまでですが、なんでこれが名画なのかさっぱりわかりません。