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マックス・ヘッドルーム


 
 時は近未来。たった一人でカメラ担いで、どんな危険な現場にも乗り込む突撃報道番組「20分後の未来」を担当しているエディスンは、頻発している視聴者爆死事件(!)を追っていました。
 
 なんでも、テレビを見続けていると「人間が爆発」するとか、しないとか。しかし、ウワサばかりで、警察もその現場はおろか事件の存在さえ明らかにしようとはしません。
 
 彼を後方で支えてくれているのが、本社であらゆるコンピュータにハッキングして、進路、はたまた退路をナビゲートしてくれる相棒「レポート・コントローラー」。エディスンはそこからの情報のみを命綱に危険きわまるダイブを敢行し続けているわけです。
 
 が、今回の事件だけはどうも勝手が違います。コントローラは上層部の指示で番組中にナビゲートを放棄。命綱を失ったエディスンは、暴漢どもにリンチという目に。
 
 何かが起きています・・・。それも自分の属するテレビ局自身に。

新しい相棒は、凄腕のハッキング技術と度胸の美女、シオラ。エディスンの闘志を理解し、会社上層部の陰謀を突き止めます。
 
 その陰謀とは、圧縮したCMを番組中に(視聴者には知られずに)流し続けるというもので、もちろん違法です。そして運動不足の視聴者がこれを浴び続けた場合、爆死してしまうという副作用も。
 
 開発したのは、マンションの一室に潜んでいる天才コンピュータ少年ブライス。10代半ばといった顔立ちですが、オウムの脳みそを数値化してコンピュータ内にグラフィックとして再現させる、といったマッド・サイエンティスト。彼自身も、彼を雇用するテレビ局も視聴者が死のうが知ったことではありません。おーこわ。
 

シオラの援護を受け、ブライスの部屋に潜入するエディスン。しかし、彼の雇った暴漢たちに追い詰められ、バイクで事故ります。
 
 オウムでの成功に味をしめ、人間で試したくてしかたないブライスは、エディスンの意識を数値化し、コンピュータ内にエディスンから派生した新人格「マックス・ヘッドルーム」を電脳空間に誕生させました。
 
 脳内データをコピーした以上、生身のエディスンには用はないとばかりに、暴漢どもは人体を切り売りする闇組織にその体を売り飛ばします(ひでーな)。

おいおい、このまま悪い奴らの思うがままなのか? ところで、電脳人間「マックス・ヘッドルーム」は、一体何ができる・何を始めるのか? そして、エディスンと相棒美女の運命やいかに? 
 
 
 90年前後によく目にしたキャラクター「マックス・ヘッドルーム」を知ってはいましたが、それが何なのかはあまり関心がありませんでした。
 
 先日、たまたまツタヤで「劇場版DVD!」とかあったので、借りてみたんですが、けっこう面白かったです。
 
 もともとイギリスのテレビシリ-ズだったんですね。劇場版は、キャラクターのいきさつとかには特に触れておらず、私のような知らない人間も一応見られるようになってたのは好感でした。
 
 好きな人や詳しい人しか喜ばないようなものって、こんな大衆エンタメにはどうなのかなっって思っているので。

短いのもよかった。60分くらいなんで、テレビドラマ見てる感じです。近未来と言いながら、出てくるコンピュータ画面や端末は妙にクラシックで、かえって「昔見たSF」みたいで未来感がありました。
 
 実際、現実の我々の日常は、もうスマホとかで平気にどこだってネット接続できるようなすごい時代なんですが、一方でトーフ買いにスーパー行ったりと、そんなに変わってない暮らしもあって。
 
 映画自体が既に30年近く前なんで、もうクラシックなんでしょうね。その頃二十歳前だった私には、時間差の近未来感が楽しかったです。

別にCGとか大げさなアクションや爆発とかなくたって、思い込みがあれば充分SFは描けるぞ。オリジナルの「惑星ソラリス」だって、首都高が立派に未来都市に見えたもん。
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