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学生さんと話をして

 ある要件で大学に行き、大勢の学生さんと話す機会がありました。
 
 誰と会うときも前提にしているのが、先入観をなるべく持たないってことです。一人ひとり違うのに、こっちの狭い了見で「男女」とか「若者」とか、「エライさん」とか、こっそりレッテル貼ってやりとりそのものを「調整」しないようにって。
 
 ある悩み事を抱えている女子学生さんが、話をしながら涙がぽろぽろ出てきました。そのまま話し続けてくれるのですが。
 
 私もそのまま目を見ながら、聞き、話しました。涙には触れず、私なりに、誠実に。
 
 
 毎朝、子供らが時計代わりに(時計はちゃんとあるのに)「ZIP!」なる番組をつけっぱなしにしています。この番組だけではないのでしょうが、「若い人(特に女性)」向けに「エンタメ」の話題ばかり流し続けています。話題自体が宣伝なものも少なくないようなのですが。
 
 あんな風に乱暴にくくって、一方的にまくしたて続けるテレビって、もう古いメディアなのかな、とうすらぼんやり感じています。
 
 人は昔から、脳ミソの大きさも大して変わっていないし、その環境で受ける刺激によって色々変わりながらも、ごくごくベーシックなところはあんまり変わってないように思います。
 
 状況やツールが多少変わったけれども、自分が学生の頃のナイーブな部分って、今の学生さんにも(私が理解しづらい言語だとしても)同じようにあるんだろうな。
 
 そして、人はベーシックには共通していても、一人ひとりみんな違ってて。マスで見たら、大した違いじゃなくても、相対したら、きちんと「個」であることに敬意を払わなきゃ。「個」として接したいなら、こっちも「個」として扱われたいなら。
 
 乱暴にくくって、はしゃいで、時間がきたら勝手に終わってるテレビ見て、寂しい仕事だなって思います。「ZIP!」って、「みんなで生きていく」って、いつのまにか言わなくなったし。言ってた時は気持ち悪かったけれど。
 
 学生さんから、行った要件とは別にコンタクトをいただきました。限られた接点ながらも、「個」として臨んだ意義が、少しはあったような気持ちです。
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