FC2ブログ

目撃!にっぽん「“刑事魂”をつなげ〜リーゼント刑事 最後の闘い」

 NHKのドキュメンタリーが大好きです。「NHKスペシャル」「ドキュメント72時間」、そして「目撃!にっぽん」。
 
 「目撃!」は、何らかの困難を抱えた人がひたむきに前に進もうとする姿を描くシリアスな番組で、なんちゅうのかちょっと覚悟しながら見るような感じなのですが、いつも「俺も頑張ろう」って気持ちにさせてくれます。

刑事魂00  先日見たのは、退職を半年後に控えた徳島の刑事さんのエピソード。警察勤務のほとんどを殺人など凶悪犯罪を扱う部署で過ごし、徳島県警を検挙率トップに導いたこともある敏腕刑事。
  
  が、現在はサイバー犯罪を担当する部署で指揮をとっており、あまりの畑違いからの困惑と若い部下たちに伝えることに悩みながら奮闘する姿が描かれていました。

刑事魂01  この壮漢、秋山博康警部がその人です。矢沢永吉に憧れて(やはりいるのだ、こういう男が。私も大好きです)のリーゼントが目印で、「人と会う仕事なので、一本でも乱れていると落ち着かない」としばしば櫛を入れる男前。
  
  その信念は「常に被害者のため」。足で稼ぐをモットーに、徳島の町を歩けば彼に情報を提供してくれる市民たちから次々に親しみをこめた声がかかります。
  
刑事魂05
  が、現在のサイバー対策部門の捜査は一見のデスクワーク。県警きっての敏腕刑事だった秋山さんをもってしても、サイバー犯罪には勝手が違うようです。
刑事魂06

  「証拠の質が変わった」「部下たちは、自分のわからない範囲で結果を出している」と困惑し、「ついていけない自分がいる」と正直に吐露・・・。
刑事魂09
  
  が、サイバー犯罪と言えど犯人は人間。ネットの向こうの悪意を突き止めた次の段階は、人間が人間を捕まえに行くリアルが待っています。早朝、初めての逮捕執行に臨むサイバー室の部下を異例にも直々に見送る秋山警部。「被疑者は隠蔽し、ウソをつき、抵抗し、逃走する」と説き、部下が無頓着に履いてきたいつもと同じ革靴では走って追えないこと、警棒の携行を確かめ指導します。
刑事魂10  
  幸い任意同行も取り調べも無事に終わり、一息ついた部下に「犯人と取調官の人間関係の重要さ」を指導。それは再犯防止のためでした。そうなのか、そんな先を考えてのことなのか。
刑事魂12
  刑事魂11
  
  敏腕刑事には過去に痛切な失敗があったことが次に語られました。父子殺人事件を11年も追いながら被疑者は病死し未解決に終わった事案です。ご遺体から近しい人物の犯行と目星をつけながらも被害者への謝罪を引き出せなかった深い後悔は、犯罪被害者のために被疑者の逃亡を決して許さない信念へと昇華したのでした。
  
刑事魂13
  その根底には「罪を憎んで人を憎まず」。言葉にするのは簡単ですが、未来の犯罪を未然に防ぐために犯人を改心に導く崇高な想いと行動です。こんなことを数十年も続けてこられたのか。
  
  ネットの向こうにいる犯人との接触、秋山警部に見守られながら再犯防止という未来まで見据えた行動を手掛けて、サイバー室の部下たちも変わっていきます。

刑事魂15    この方は民間企業でシステムエンジニアをしていたのですが、世の中の役に立ちたいと警察官に転職した男性。ネットはともかく、生身の犯罪者との対峙は大変と想像しますが、強制執行や張り込みの取り組む顔は頼もしいものに変わっていきました。
  
  秋山警部、そしてサイバー室の若い刑事さんたちの姿は、「挫折からの再出発」「想いと行動」「真剣な時間」という、この番組でいつも示されるテーマそのものでした。
  
  あー、俺も俺の時間をもっといいものにしていこう。わずか35分なのですが、今回もええもん見させていただきました。受信料、喜んで払うわ(*´ω`*)。


  にほんブログ村 にほんブログ村へ
↑よかったらクリックお願いします(*´ω`*)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント