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あぁ、丸尾末広・・・






 中一の次男が、乱歩を読み始めました。

 と、言っても小学校にあるような少年向けのヤツです。なんで中学校の図書館にあるのかな。

 まぁ、普段マンガばっかり見てるので、活字の入り口になればいいなぁ、と思っていますが、「パパは乱歩読んだことある?」とか無邪気に聞いてきます。

「・・・大人の乱歩は・・・、怖いでぇぇぇ・・・」
「えぇ?」
「いや、オレはああいうの好きじゃけど、怖すぎてホンマに。ビビリ倒しながら読んでるから、ダークに楽しく読める人よりも、ひょっとしたら楽しめてるかも。」
「そんな、怖いん? どんな話・・・?」
「・・・(蟲とか話したいけど、自粛)・・・。絵の中の少女を好きすぎて・・・、好きすぎて・・・、その絵の中に入ってしまい年をとり続けていったら・・・、幸せかのう・・・?」
「なにそれ!?」
「おまえ・・・、20面相ゆうて、なんのためにあがぁなことぉしよんじゃ思う?」
「うーん」
「多分、ありゃぁ世界征服しようとか、美術品を部屋に並べようとか思うとらんのじゃないか、とオレは思うわけよ」
「はー」
「・・・ヤツの正体は、とんでもない知性の変態野朗じゃわ。で、明智も一緒よ。あの二人を大人目線でダークに描いたら、すごいで。きっと。あぁ・・・、気持ち悪うなってきた。怖いのぉ」


 夢野久作(20歳過ぎにドはまりした)のことは少し話しましたが、丸尾末広のことは話しませんでした。

 世界に誇る天才、丸尾。あぁ、怖いなぁ。気持ち悪いなぁ。

 数年前だけど、たまたま愛媛に行ったときに見つけた高畠華宵大正ロマン館。画伯の絵は丸尾先生を思い出させて、なかなか冷静に見られずに困ったっけ。

 丸尾先生は、なんでみどりちゃんを幸せにしてあげなかったんだろう。するわけないか。
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