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探偵はBARにいる


 
  「俺」は、北の大歓楽街ススキノを根城にする私立探偵。飄々とした風貌で、ギャンブルもオンナも好きだ。家庭は持たず、恋人もいない様子。


 「何かあったら電話してくれ」と(特に美女には)名刺を渡すが、「束縛されるのはキライなんだ」と、いまどきケータイ持たず、その連絡先は行きつけのバー。事実、「ただいま」と毎晩現れては看板まで飲んでいる。そして依頼の電話は、マスターがうやうやしく差し出す黒電話。


 一匹狼の「俺」の相棒は、大学院に通う「高田」。空手の師範代とめっぽう強い割には、ぐうたらで居眠りばかり。関心のないものは全くどうでもいい風情の変わった野郎だ。



 黒電話が鳴った。


 依頼人は「コンドウキョウコ」なる女。本来身元のわからない依頼は引き受けない主義だが、その謎めいた雰囲気からか、なぜかノッしまう。



 「弁護士の○○なる人物に、去年の2月5日のことを尋ねてちょうだい」「△△社のカトウという人物を呼び出してちょうだい」・・・。


 簡単な調査と思えた話だったが、彼女の依頼(金離れはいい)に関わっては、拉致られて雪に生き埋めにされるわ、更生施設を装った暴力団養成所の連中と立ち回る、閉店後のスポーツバーでプロレスラーもどきの大男に半殺しの目に遭うわと騒動が絶えない。



 そして事件の背後に見え隠れする謎の美女・サオリ。彼女は、被害者なのか?それとも加害者なのか?



 何者だ、コンドウキョウコ! 何者だ、サオリ! 

 いくつかの事件がやがて結ばれ、まだ見ぬ依頼人を守るために、何度殴られても一歩も退かない探偵が見たものは・・・!




 これは面白かった! ちょっとだけ長いような気もしましたが、主演の探偵コンビ、実にオトコマエでした。


 原作小説(コミックでもいいや)に面白いものって多いんでしょうけど、映画化して全部が成功したかは、ちょっと怪しいかも。でも、これはカッコ良かったです。


 大泉洋さんって、コミカルな印象の人ですが、なかなかどうしてハードボイルドもキマっていました。殴られてばかりでしたが、腕っぷしも相当なもんで。


 私にとって「探偵」は松田優作が頂点ですが、そのせがれが相方の本作が、悪いわけがありません。カルメン・マキが出てくるのもうれしかったなぁ。



 シリーズになればいいのにって思いながら見ていたら、そうなってるんですね。北海道の素敵な景色と相まって、これからが楽しみです。



 面白かった、カッコよかったです。
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